デッドスペースは無理に使わなくてもいい

ものすごーくお久しぶりの更新になってしまいました。

夏休みが終わってお子さんが学校に行き始めたのを機に、サポートのご依頼が次々入った9月。

バタバタと過ごしているうちに10月に入り、今年も残すところあと3ヵ月ですね。

 

さて、今日はそんな慌ただしかった9月のサポートでお客様にお伝えした「空いているからと言って無理に使わなくてもいいんだよ」というお話です。

デッドスペースの使い方

どこのお宅でもきっとある使いづらい収納やちょっとした隙間。

デッドスペースと呼ばれる場所ってどう使っていますか?

デッドスペースとは

そもそもデッドスペースってどういう場所のことを言うのでしょうか?

辞書には「有効に使えないムダな空間・場所のこと」「家の中などの利用できない空間」などとあります。

家の造りとか使う人の身長とか、いろいろな要因からできるデッドスペース。

わが家にも何か所かあります。

デッドスペース使う?使わない?

お片づけの本やSNSなどを見ているとデッドスペースを工夫してうまく使っている事例がたくさん見られます。

それが使う人にとって使いやすければ、その空間はデッドスペースではなくもう立派な収納空間です。

でも使いにくかったとしたら?

そこはやっぱりデッドスペース。その収納方法は向いていなかったのかもしれません。

わが家のデッドスペース

わが家にもデッドスペースはあります。

例えばキッチン。私の身長では使いづらい高さの収納があります。

デッドスペースの戸棚

背伸びしても中身は見えないし、手は届くけどものすごく出し入れがしにくい。

で、どうしているか?

デッドスペース1

デッドスペース2

どっちも上段は空っぽ。つまり使っていません。

使ってみるとどうなる?

収納に空いている空間があるとなんとなくもったいない気がする…。

先日お伺いしたお客様もそうおっしゃっていました。

そこで実際に体験してもらうことに!

手の届かない吊戸棚に収納

身長160cmほどのお客様。

キッチンの吊戸棚上段にキッチンペーパーやラップなどのストックを収納してみました。

軽いモノなので手さえ届けば取り出せます。

が!ちょっと手先を誤って取り損ねると、軽いモノだけに奥へと入り込んでしまい、取れなくなりました。

逆に土鍋のような重いモノならどうでしょうか?

奥に入り込むことはありませんが、両手を使って頭の上の重いものを下すのは少し怖かったそうです。

結論!無理に使わなくてもいい!

実際に使ってみて使いづらさを実感したお客様。

結局その場所には何も収納しないことにしました。

もちろん、使用頻度の低いものを収納したり、背の高い家族のモノを収納したりと使い道はいろいろあります。

ただ「使わない」という選択肢もありますよーということです。

使いづらさにイライラしたり、怖々使うようなら使わないのも一つの方法です。

 

収納量を取るのか、使いやすさを取るのか、優先することは人それぞれ。

「こうじゃなきゃ」を取り払って、自分は一番どうしたいのかを考えた収納を選びたいですね。